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【プレスリリース】慶應義塾創立150年記念イベント・世界天文年(*1) 慶應義塾の有するテクノロジーを結集し、日食の撮影・中継とイベント開催(7/22)

2009年6月3日
報道関係者各位
慶應義塾

慶應義塾創立150年記念イベント・世界天文年(*1)
慶應義塾の有するテクノロジーを結集し、日食の撮影・中継とイベント開催(7/22)

2009年7月22日に日本領域内では数十年ぶりに皆既日食が観測できます(*2)。当日、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(以下、DMC機構(*3))と株式会社五藤光学研究所(以下、五藤光学研究所(*4))が協同で3地点から映像を中継します。DMC機構が確立してきた超高精細デジタル映像の制作技術及び地球規模の配信技術と五藤光学研究所の皆既日食撮影に関する知見及びデジタルドームにおける上映技術を組み合わせることで、デジタルドームなどにおいて臨場感のある皆既日食の再現が可能となり、その映像を世界各地に配信します。
慶應義塾では、皆既日食を観測できる各地(中国2カ所、日本1カ所)からの中継映像を観ながら、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下、KMD)が中心となり一般の方々を対象としたイベント、及び慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(以下、SDM)が中心となり専門家対象にしたイベントを同時開催します。
つきましては、本件に関するご取材およびイベント欄へのご紹介のほどよろしくお願い申し上げます。


1.DMC機構と五藤光学研究所による皆既日食の臨場感ある中継について

(1)観測地:武漢(中国)、杭州(中国)、奄美大島(日本)

(2)配信先:慶應義塾大学日吉キャンパス、国内科学館、海外大学ほか

(3)中継概要:
DMC機構が確立してきた超高精細デジタル映像の制作技術及び地球規模の配信技術と五藤光学研究所の皆既日食撮影に関する知見及びデジタルドームにおける上映技術を組み合わせることで、デジタルドームなどにおいて臨場感のある皆既日食の再現が可能となり、その映像を世界各地に配信します。
7月22日に皆既日食が観測可能な中国の武漢、杭州および日本の奄美大島において、全天カメラと
業務用HDカメラにより撮影をした映像を東京に集約し、品質を落とすことなく東京から国内外に伝送します。全天カメラの映像では、魚眼レンズで撮影した有効画素が直径2,850ピクセルの円形映像を静止映像として連続撮影・伝送することにより観測地のカメラの周囲の様子がそのまま配信先のドーム内に投影されます。HD映像では、皆既日食中の太陽の映像を拡大撮影し、ダイヤモンドリングや、肉眼では観測が難しいコロナの観測を可能にし、天文への理解を深めます。
独立行政法人情報通信研究機構が提供するJGN2plus(*5)を始め、中国や韓国などの教育研究用
高速ネットワークを相互接続し、観測地から東京への伝送、及び東京から国内外へ配信します。配信
先は、国内の大学、研究機関、デジタルドームを持つ科学館のほか世界各地(中国・韓国・アメリカ・
オーストラリア、チェコ、オランダなど)を予定しています。さらに、世界天文年の国内主催企画である国立天文台の中継プロジェクトや和歌山大学、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムなどで構成される中継プロジェクトと、皆既日食映像を交換し、様々な地点で観測される映像を共有することを予定しています。

(4)問合せ先:慶應義塾大学DMC機構
( email:info@dmc.keio.ac.jp )

2.KMD主催イベント「Live Eclipse」-音楽、ビジュアル、エンタテイメントの融合-

(1)日 時:2009年7月22日(水) 9:00~12:00

(2)会 場:慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館2階 藤原洋記念ホール
交通アクセス http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html

(3)対 象:どなたでもお申し込みいただけます。(無料)

(4)定 員:500名

(5)申込方法:WEB上での事前予約  http://www.kmd.keio.ac.jp/eclipse/
(お申し込みは6月15日からです)※当日会場による受付も可能

(6)テーマ:「Live Eclipse」
太陽系規模の一大ライブパフォーマンスと言える皆既日食とエンタテイメントのコラボレーション。中国、日本の中継地点からリアルタイムに送られる皆既日食の映像を軸に、音楽やビジュアル、エンタテイメントカルチャーを融合させたライブイベントを行います。

(7)登壇者:調整中

(8)問合せ先:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
( email:eclipse@kmd.keio.ac.jp )

3.G-COE(*6)/SDMシンポジウム「太陽活動と地球環境」

(1)日 時:2009年7月22日(水)9:00~12:00(予定)

(2)会 場:慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館3階 CDF(Concurrent Design Facility)ルーム
交通アクセス  http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html

(3)対 象:どなたでもお申し込みいただけます。(無料)
(ただし専門的な内容のため高校生以上を想定しています。)

(4)定 員:80名

(5)申込方法:WEB上での事前予約

http://www.sdm.keio.ac.jp/top/news/symposium090722.html
(お申し込みは6月3日からです)

(6)テーマ:「太陽活動と地球環境」
海外を含めた各地からの日食のライブ中継をしながら、太陽が地球環境に及ぼす影響についてのシンポジウムを行います。

(7)登壇者:太陽系科学と地球環境の専門家(予定)

(8)問合せ先:慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
( email:sympo@sdm.keio.ac.jp )

※ご取材の際には、事前に下記までご一報くださいますようお願い申し上げます。
※本リリースは文部科学省記者会、科学記者会、各社社会部、科学部、横浜支局部等に送信させていただ
いております。
本発表資料のお問合わせ先
慶應義塾広報室(兒玉、森口)
TEL:03-5427-1541  FAX:03-5441-7640
Email:m-koho@adst.keio.ac.jp     http://www.keio.ac.jp/
参考情報
(1)図:中継予定映像 (2008年にDMC機構と五藤光学研究所が共同で撮影した中国での皆既日食より)
・全天カメラ映像

1.jpg

・HD映像

2.jpg

※画像使用の際は広報室までご一報くださいますようお願い申し上げます。

(2)福澤諭吉と自然科学
福澤諭吉は自然科学を重視し、慶應義塾の創立初期より窮理学の学習時間を多く設けるカリキュラムを実践しました。自然科学の啓蒙書である「訓蒙窮理図解」「改暦弁」などを著わし、その中で天文現象について詳しく解説もしています。以来、慶應義塾では自然科学を重視しており、現在では理系学生だけでなく多くの文系学生も理科の実験や天文学等の自然科学科目を履修できる環境が整っております。

語句説明
(*1)世界天文年
1609年にイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた年から400年の節目の年にあたり、国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合は、2009年を「世界天文年(International Year of Astronomy:略称 IYA)」と定めた。

(*2)2009年7月22日の皆既日食
日本全国で部分日食を観察することが可能(東京では9:55 ~12:30)。
奄美大島、トカラ列島、屋久島、種子島南部などでは皆既日食が見られる。日本で皆既日食が観察できるのは1963年7月21日の北海道東部の皆既日食以来46年ぶりのことである。次回は2035年9月2日。(URL: http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

(*3)慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC機構)
2004年に文部科学省科学技術振興調整費の戦略的研究拠点育成プログラムに採択され、設立。デジタルコンテキストの創造と流通の活動を一般の人々に開放し、新しい産業分野を切り拓くことを目的に、研究開発・国際流通促進・人材育成を展開。(URL: http://www.dmc.keio.ac.jp)

(*4)株式会社五藤光学研究所
1926年創業のプラネタリウム、大型映像、天体望遠鏡製造のトップメーカー。1959年には光学式プラネタリウムの開発に成功し、日本及び世界各地に同設備を納入。国内シェアの約7割を占める。1981年にプラネタリウム番組制作部門を組織し、全天周フィルム映像(アストロビジョン)や、3Dデジタル映像装置(バーチャリウム)を他社に先駆けて開発、発表する他、機器設備の能力を活かした映像コンテンツ製作も行う〝ドーム空間のトータルクリエーター〟である。最近は、バーチャリウムⅡ、ハイブリッドプラネタリウムなど、デジタル映像システムの開発、納入も多い。
(URL: http://www.goto.co.jp/)

(*5)JGN2plus
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が2008年4 月より運用している全都道府県ならびに米国等にアクセスポイントを持つ研究開発ネットワーク。先進的なネットワークの研究開発・各種アプリケーションの実証実験を行うテストベッドとして、一般の研究者が広く利用できるオープンなテストベッドネットワークである。

(*6)G-COE
グローバルCOEプログラムは文部科学省研究拠点形成等補助金事業であり、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある大学づくりの推進を目的としている。慶應義塾では理工学研究科とSDM研究科の教員および学生、研究員がメンバーとなり「環境共生・安全システムデザインの先導拠点」を形成し、「グローバルCOE機械・土木・建築・その他工学分野の拠点」として2008年度より事業を推進している。本拠点では、環境共生と安全という、現代における最も重要な価値の一部に焦点を当て、これらを確実に考慮した新たなシステムデザインの実現を担って教育研究活動を行っている。
(URL: http://www.gcoe-s4design.keio.ac.jp/)

参考pdf