Activities

8.31-9.1 命の実感プログラム「土の土方像と水滴の時間」

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インスタレーション〈土の土方像〉、インターネットライヴ中継!

慶應義塾大学DMC機構、ポートフォリオBUTOHプロジェクトは、この夏、山形県鶴岡市でインスタレーション・プログラム〈土の土方像〉を実施します。
インスタレーションの様子は、インターネット上でリアルタイムに中継されます。ぜひご覧ください。

詳しくは http://www.keio-up.net/trokseminar/spevent.html をご参照ください。
また、インスタレーションに関する情報は、Twitterでも配信予定です http://twitter.com/PortfolioButoh

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■QuickTime Broadcaster (高画質・Quicktime が必要です) ■
http://www.dmc.keio.ac.jp/butoh/butoh.qtl
■Ustream(URLにアクセスするだけでご覧いただけます) ■
メインカメラ(〈土の土方像〉の様子を途切れなく中継):http://www.ustream.tv/channel/butoh
サブカメラ(関連する講演、作業の様子などを中継):http://www.ustream.tv/channel/butoh-subcamera
※メインカメラ、サブカメラには http://www.ustream.tv/p_butoh からもアクセスできます

■ハイビジョン映像リアルタイム伝送■
ハイビジョン画質で撮影したインスタレーションの様子をリアルタイムに伝送します。超高精細映像をお楽しみください 。
9月1日~3日 12:00-18:00(最終日3日は10:00-12:00)
慶應義塾大学三田キャンパス DMC地下工房 http://www.dmc.keio.ac.jp/

■庄内ライブカメラ■
3時間ごとの様子を見ることができます(静止画像)
http://www.tele-sp.co.jp/live/

インスタレーション〈土の土方像〉について

マケット制作の様� 舞踏家として破壊的で暴力的な表現を志向していた土方巽でしたが、1970年代に入ると、十全でない身体、病や老いの身体の表現へと移ったのです。その果てに生まれた「衰弱体」の思想は、死にゆく自らの肉体を見つめる踊りに表れますが、決して生を放棄する思想ではなく、舞踏でもって「生」を追究する「舞踏の死生学」でもありました。そういった土方巽の最晩年の考えと表現を、具体的に表象しようとするのが〈土の土方像〉です。
このインスタレーションでは、造像した土の像を即時に解体します。このインスタレーションの主たる課題は、制作=創造にあるのではなく、むしろ解体=崩壊にあるのです。〈土の土方像〉は、鼓動のような一滴、一滴の水滴の落下とともに、崩れゆく土塊として展示されます。その衝撃が、生から死への運命的な時間を甘受し、生と死が交錯する非日常的な時間を体験し、生きることの意味について考えるきっかけになることでしょう。

[ 問] 慶應義塾大学アート・センター(担当:本間) 03-5427-1621 http://www.keio-up.net/trokseminar/spevent.html

[企画・制作]慶應義塾大学教養研究センター, 土の土方制作チーム,小菅隼人, 森下隆, 本間友, 亀村佳宏 [伝送・録画]慶應義塾大学デジタ ルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC機構) 研究プロジェクト ポートフォリオBUTOH [協力]株式会社ウィルコム, INAXライブミュージアム「土・ どろんこ館」, 株式会社テレサポート, 慶應義塾大学アート・センター, 慶應義塾大学DMC機構, 慶應義塾大学出版会, NPO法人舞踏創造資源, 辻孝二郎,崔宰熏, 浜崎光夫, 後藤泰男, 岩月真由子, 石田信裕, 吉江庄蔵, 鈴木真由美, 真島大栄, 山方崇, 金子晋丈

室伏鴻舞踏公演 quick silver / HIYOSHI version

一昨年のヴェネチア・ビエンナーレをはじめ、国内外で発表し好評を博している「quick silver」を日吉バージョンで踊る。今春、北京、サンパウロ、アンジェを経て日吉に至る旅のなかで「quick silver」がどう変容しているのか、待望のHIYOSHI versionを見ることができる。

フィルム上映では、室伏鴻のこの20年の活動の軌跡を見る映像に加えて、まさに現在の室伏とモンテ、マラケシュで二人の姿を撮影したフランスの映像作家バ ジル・ドガニス(Basile Doganis)のドキュメントフィルムを上映する。なお、エコー・ル・ノルマル・シュペリウールで教鞭をとるドゥルージアンでもあるバジル・ドガニスを ゲストに迎えて、舞踏、その混成のありようを室伏と語ってもらう。

日時

2008年5月26日(月)19:00-19:50 入場無料・事前申込み不要

(16:00-18:20 フィルムプロジェクション「edge and hybride」)

 

May 26, 2008 (Mon), 19:00-19:50, no admission

[16:00-18:20 “edge and hybride” –film screening]

会場

慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎イベントテラス / シンポジウムスペース

(横浜市港北区日吉4-1-1 東急東横線・横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅下車 徒歩1分:アクセス・マップ

 

Keio University Hiyoshi Campus [Tokyu-Toyoko Line Hiyoshi station]

(4-1-1, Hiyoshi, Kouhoku-ku, Yokohama-shi / access map

主催

慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)、慶應義塾大学アート・センター

協力

(財)セゾン文化財団、慶應義塾大学DMC機構 ポートフォリオBUTOH

運営

NPO法人魁文舎、NPO法人舞踏創造資源

室伏鴻プロフィール

1960年代末に土方巽のもとで舞踏を始め、その後、修験の修行を経て、大駱駝艦の創設メンバーとして舞踏活動を展開した。さらに舞踏派背火を結成し、1970年代の舞踏の最盛期を担った。

1978年には、パリに進出し、初めて舞踏の海外公演を実現させた。その後、海外に拠点をおいて活躍し、帰国後も、国内外での公演活動を継続してきた。近年は、海外での数々のダンスフェスティバルに招聘されるほか、ワークショップやレクチャーに招かれることが多い。昨年は、アンジェ国立ダンスセンターに招かれ、長期にわたって、舞踏の指導にあたっている。

今年度からベルナルド・モンテ、ボリス・シャルマッツ(Boris Charmatz)と、日本とフランスを結んでの、3ヵ年にわたる国際ダンスプロジェクトを開始している。

タイムテーブル

16:00-18:20 フィルムプロジェクション edge and hybride [来往舎シンポジウム・スペース]Metalic Body by Osamu Goto, At Marrakish by Basil Doganis ゲスト・スピーカー:バジル・ドガニス(映像作家)
19:00-19:50 室伏鴻ソロ quick silver/HIYOSHI version [来往舎イベントテラス]

3.4 土方巽 舞踏 大解剖 別巻ー「1000年刻みの日時計」研究上映

1000年刻みの日時計

小川紳介監督作品(1986年)

「1000年刻みの日時計:牧野村物語」研究上映会
2008.3.4(火)10:30-18:00

日吉キャンパス 来往舎 シンポジウムスペース

入場無料・予約不要

2008年3.3-4の二日間にわたって行われる、身体医文化論研究会ワークショップ「老いと文化」の二日目に、土方巽が出演する、小川紳介のドキュメンタリー映画『1000年刻みの日時計』(1986年)の研究上映を行います。

日本を代表する写真家である内藤正敏先生を迎え、老いの表象を演劇美学の面から考察すべく、パネル対談が行われます。

ここでは、肉体の老いということと併せて、社会の中での老いの存在と営み、芸術表現としての「老い」にまで議論が及ぶはずです。

ご参加をお待ちしています。

■タイムテーブル

10:30-10:45 趣旨説明

10:45-12:45 「1000年刻みの日時計:牧野村物語」上映(前半)

12:45-14:15 ランチ

14:15-16:15 「1000年刻みの日時計:牧野村物語」上映(後半)

16:15-16:30 休憩

16:30-17:45 パネル対談 [内藤正敏(写真家、東北芸術工科大学)×森下隆×小菅隼人]
17:45-18:00 閉会

主催:身体医文化論研究会(BMC)、協力:慶應義塾大学DMC機構プロジェクト ポートフォリオBUTOH

12.21 土方巽 舞踏 大解剖2 ー 劇映画の土方巽

〈恐怖奇形人間〉のDVDがついにリリースされました。日本ではなく北米での発売で、英語のタイトルは、“Horrors of Malformed Men”。

DVDのジャケットに印刷された惹句には“数十年間、封印されていた、これれま日本で制作されたホラー映画として最も悪名高い作品”とあります。

ジャケットの表裏とも土方巽の写真が大きくレイアウトされ、まるで土方の主演映画といっていいデザインです。 ライナーノーツにも、土方巽について縷々、記述されています。

ということで、今回の「土方巽 舞踏 大解剖 2」は、〈恐怖奇形人間〉を中心に展開します。ゲストとして、〈恐怖奇形人間〉に出演したビショップ山田(山田一平)氏を迎えます。映画制作と土方演出の裏側のエピソードもたっぷりうかがえるでしょう。

 

映画紹介
  • <恐怖奇形人間>石井輝男監督作品 東映・1969年
  • <怪談昇り竜>石井輝男監督作品 東映・1970年
  • <へそ閣下>西江孝之監督作品 日本映画研究所・1969年
  • <風の景色>大内田圭弥監督作品 大内田プロ・1976年・1988年
  • <1000年刻みの日時計>小川伸介監督作品 小川プロ・1987年
特別ゲスト
  • ビショップ山田(舞踏家)
モデレイト
  • 小菅隼人(慶應義塾大学教授)
  • 森下隆(土方巽アーカイヴ)

日時

2007年12月21日(金) 17:30-21:00(入退場自由)

場所

應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 シンポジウム・スペース 入場無料

主催

慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 ポートフォリオBUTOH

共催

慶應義塾大学 アート・センター

協力

NPO法人舞踏創造資源

7.6 記録映画研究会 〈疱瘡譚〉上映


7.1 DVD「舞踏譜の舞踏」(日・英版)制作


5.25 土方巽舞踏大解剖 正面の衣裳(1976年舞台記録映像) 全編上映

2007年5月25日(金)18:00- 日吉キャンパス 来往舎 シンポジウム・スペース

アート・アーカイヴ展『ノートする四人』に出品

アートセンター主催のアーカイヴ資料展示(アート・アーカイヴ展『ノートする四人』 ―土方、瀧口、ノグチ、油井)において、活動成果の一端である「動きのアーカイヴ」映像資料を提供、展示協力。

日本演劇学会での発表

大阪大学で行われた、日本演劇学会研究集会にて、プロジェクトの内容と目的、意義、現段階での研究成果について小菅がプレゼンテーションを行い、フロアから質疑応答を得る。

ポートフォリオBUTOH「パッケージ版」制作の開始

本プロジェクトのアウトリーチのためのプレゼンテーションツール(CD-ROM版)の作成。BUTOHの国際的に広がりある状況も鑑みて、英語版も共に制作予定。