August, 2008

8.31-9.1 命の実感プログラム「土の土方像と水滴の時間」

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インスタレーション〈土の土方像〉、インターネットライヴ中継!

慶應義塾大学DMC機構、ポートフォリオBUTOHプロジェクトは、この夏、山形県鶴岡市でインスタレーション・プログラム〈土の土方像〉を実施します。
インスタレーションの様子は、インターネット上でリアルタイムに中継されます。ぜひご覧ください。

詳しくは http://www.keio-up.net/trokseminar/spevent.html をご参照ください。
また、インスタレーションに関する情報は、Twitterでも配信予定です http://twitter.com/PortfolioButoh

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■QuickTime Broadcaster (高画質・Quicktime が必要です) ■
http://www.dmc.keio.ac.jp/butoh/butoh.qtl
■Ustream(URLにアクセスするだけでご覧いただけます) ■
メインカメラ(〈土の土方像〉の様子を途切れなく中継):http://www.ustream.tv/channel/butoh
サブカメラ(関連する講演、作業の様子などを中継):http://www.ustream.tv/channel/butoh-subcamera
※メインカメラ、サブカメラには http://www.ustream.tv/p_butoh からもアクセスできます

■ハイビジョン映像リアルタイム伝送■
ハイビジョン画質で撮影したインスタレーションの様子をリアルタイムに伝送します。超高精細映像をお楽しみください 。
9月1日~3日 12:00-18:00(最終日3日は10:00-12:00)
慶應義塾大学三田キャンパス DMC地下工房 http://www.dmc.keio.ac.jp/

■庄内ライブカメラ■
3時間ごとの様子を見ることができます(静止画像)
http://www.tele-sp.co.jp/live/

インスタレーション〈土の土方像〉について

マケット制作の様� 舞踏家として破壊的で暴力的な表現を志向していた土方巽でしたが、1970年代に入ると、十全でない身体、病や老いの身体の表現へと移ったのです。その果てに生まれた「衰弱体」の思想は、死にゆく自らの肉体を見つめる踊りに表れますが、決して生を放棄する思想ではなく、舞踏でもって「生」を追究する「舞踏の死生学」でもありました。そういった土方巽の最晩年の考えと表現を、具体的に表象しようとするのが〈土の土方像〉です。
このインスタレーションでは、造像した土の像を即時に解体します。このインスタレーションの主たる課題は、制作=創造にあるのではなく、むしろ解体=崩壊にあるのです。〈土の土方像〉は、鼓動のような一滴、一滴の水滴の落下とともに、崩れゆく土塊として展示されます。その衝撃が、生から死への運命的な時間を甘受し、生と死が交錯する非日常的な時間を体験し、生きることの意味について考えるきっかけになることでしょう。

[ 問] 慶應義塾大学アート・センター(担当:本間) 03-5427-1621 http://www.keio-up.net/trokseminar/spevent.html

[企画・制作]慶應義塾大学教養研究センター, 土の土方制作チーム,小菅隼人, 森下隆, 本間友, 亀村佳宏 [伝送・録画]慶應義塾大学デジタ ルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC機構) 研究プロジェクト ポートフォリオBUTOH [協力]株式会社ウィルコム, INAXライブミュージアム「土・ どろんこ館」, 株式会社テレサポート, 慶應義塾大学アート・センター, 慶應義塾大学DMC機構, 慶應義塾大学出版会, NPO法人舞踏創造資源, 辻孝二郎,崔宰熏, 浜崎光夫, 後藤泰男, 岩月真由子, 石田信裕, 吉江庄蔵, 鈴木真由美, 真島大栄, 山方崇, 金子晋丈