2007年9月号 コンテンツ政策フォーラム「著作権保護期間延長の経済効果」開催 ほか
Thursday, September 20th, 2007━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DMCコミュニティマガジン vol.14 2007年9月号
━━━━━━Research Institute for Digital Media and Content
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Keio University━━━
┌───┐ 【1】DMCからのお知らせ
│もくじ│・コンテンツ政策フォーラム「著作権保護期間延長の経済効果」開催
└───┘・『デジタルキッズ』オンライン映像・デジタル音楽ワークショップ開催
・NHK総合「爆笑問題のニッポンの教養」に安西塾長、村井理事、中村DMC機構教授ら
【2】What’s up DMC!
(DMC最新事情。過去1ヵ月のDMCニュースダイジェストです。)
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┃1┃DMCからのお知らせ
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▼コンテンツ政策フォーラム「著作権保護期間延長の経済効果」開催のお知らせ (2007.10.12)
DMC機構では2007年10月12日、「コンテンツ政策フォーラム:著作権保護期間延長の経済効果 -事実が語るもの」を開催することになりました。ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
「コンテンツ政策フォーラム:著作権保護期間延長の経済効果 -事実が語るもの」
日時:2007年10月12日(金) 16:00-20:30
会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館6F「Global Studio」
http://www.keio.ac.jp/access.html
▽開催趣旨
著作権保護期間の延長の是非を考えるとき、議論の前提条件として確かめておくべきことがある。
著作権保護期間を延長するとどれくらい著作者の収益が増えるだろうか。パブリックドメイン化したときの利益はどれくらいあるのだろうか。保護期間を伸ばすかどうかの二者択一以外の解決方法はないのだろうか。これらの問いは賛成にしろ、反対にしろ確かめておくべきことである。
そうした問いに対し、できるだけ客観的な資料と論理を踏まえて議論することを試みる。今回は総勢12名の論客が、堂々4時間30分のシンポジウムで経済学の視点から著作権の徹底分析と制度設計に挑みます。
▽プログラム
<第一部 4:00~5:30 数量分析>
「著作権の最適権利期間決定モデル-価格差別とコースの推論を考慮して-」中泉拓也(関東学院大学経済学部 准教授)
「書籍のライフサイクルの計量分析」田中辰雄(慶應義塾大学経済学部 准教授)
「保護期間延長は映画創作を刺激したのか」中裕樹(慶應義塾大学経済学部)・田中辰雄
<第二部 6:00~8:00 事例分析・制度研究>
「本の滅び方」丹治吉順(朝日新聞Be編集部)
「シャーロック・ホームズから考える再創造」太下義之
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センター長)
「EUの保護期間延長の事情」 酒井麻千子(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)
「デジタルはベルヌを超える:無方式から自己登録へ」林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学 副学長)
<第三部 8:00~8:30 フリーディスカッション>
「文化の振興のための制度設計」
●コメンテーター
矢崎敬人(工学院大学グローバルエンジニアリング学部 講師)
安念潤司(成蹊大学法務研究科(ロースクール) 教授)
中山一郎(信州大学法科大学院 准教授、発起人) 他
▽主催
慶應義塾大学DMC機構
著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
コンテンツ政策研究会
▽参加申し込み
kim[at]dmc.keio.ac.jp
お名前、ご所属を記入の上、お申し込みください。
▼ 『デジタルキッズ』オンライン映像・デジタル音楽ワークショップ開催のお知らせ (2007.9.30)
DMC機構はデジタル知財プロジェクト・デジタルキッズの取り組みとして、特定非営利活動法人CANVASと共催で、子どもによる映像制作プロジェクト「『ガキネマ』オンライン映像編集ワークショップ」及び、デジタル音楽制作プロジェクト「『おとラボ』かえるのうたをかえるデジタル音楽リミックスワークショップ」の2つのワークショップを開催します。この取り組みを通して、子どもたちには、映像と音楽の編集を楽しみながら、デジタル時代の表現力を育み、知的財産・著作権について学んでもらいます。
▽開催概要
(1) 『ガキネマ』オンライン映像編集ワークショップ
・ワークショップの概要:
子どもたちはグループごとに、動画共有サイトを兼ねたネット上の映像編集ソフトを使って、“トウキョウ”をテーマとした新しい映像作品を制作します。ネット上に共有されている誰もが利用可能な映像素材の中から、テーマに合った素材を探し出し、組み合わせ、効果音等をつけて、オリジナル作品を作ります。作品は、ネットで世界に公開します。
・日程:2007年9月30日(日)10:00-17:00
・会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館 6F「Global Studio」
・対象:小学3年生~中学3年生 定員:15名
・お申込エントリーフォーム: http://www.canvas.ws/form/gakinema.html
(2) 『おとラボ』かえるのうたをかえる デジタル音楽リミックスワークショップ
・ワークショップの概要:
子どもたちは、パソコンの音楽編集ソフトを使って、パブリックドメインになっている民謡「かえるのうた」をリミックスした音楽作品を制作します。ネット上に共有されている誰でも利用できる音楽素材の中から、リミックスに利用したい素材を探し出し、編集し、効果的なエフェクトをつけて、「かえるのうた」のリミックス作品を完成させます。作品は、ネットで世界に公開します。
・日程:2007年10月7日(日)10:00-17:00
・会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館 6F「Global Studio」
・対象:小学3年生~小学6年生 定員:15名
・お申込エントリーフォーム: http://www.canvas.ws/form/kaeru.html
▽詳細
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/129
『ガキネマ』オンライン映像編集ワークショップ 公式webサイト
http://www.canvas.ws/gakinema/onlinews.html
『おとラボ』かえるのうたをかえる デジタル音楽リミックスワークショップ
公式webサイト
http://www.canvas.ws/otolabo/kaeru.html
▼NHK総合「爆笑問題のニッポンの教養」に安西塾長、村井理事、中村DMC機構教授ら (2007.9.28)
NHK総合テレビの番組「爆笑問題のニッポンの教養」で「爆笑問題 VS 慶應義塾90分スペシャル」が放送予定です。安西祐一郎塾長、村井純理事、中村伊知哉DMC機構教授らがパネリストとして出演します。
放送日時: 2007年9月28日夜10:00~11:30 NHK総合テレビ
番組詳細: http://www.nhk.or.jp/bakumon/nexttime/
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┃2┃What’s up DMC!
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▼24時間ネットでつながる地球規模のイベント「Mozilla 24 ~ Worldwide Continuous Event ~」 (2007.9.15-16)
DMC機構は2007年9月15日正午~16日正午まで24時間に渡って開催された「Mozilla 24 ~ Worldwide Continuous Event ~」に協力しました。会場の一つとなったDMC機構のGlobal Studio(慶應義塾大学三田キャンパス)では、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、世界とリアルタイムでディスカッションする「Worldwide Conference:インターネットの未来をまじめに考える!」が開催されました。
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/114
http://www.mozilla24.com/
▼DAASプロジェクト、ブラジル日系移民資料アーカイブ化で訪伯講演 (2007.9.14)
DAAS(Digital Archives Anything in Space)プロジェクトでは、ブラジル日系移民資料のデジタル化とインターネット上のアーカイブ構築について、立教大学ラテンアメリカ研究所らと共同で研究を進めています。遠山緑生DMC機構専任講師は現地調査のため訪伯し、2007年9月14日に国際交流基金サンパウロ日本文化センターで講演を行いました。この模様はサンパウロの日系メディアで取り上げられました。
▽サンパウロ新聞
史料のデジタル化促進へ 遠山緑生講師、散逸や紛失懸念に対応
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=18860
▽ニッケイ新聞
「移民」をネット検索できるように=研究者とデジタル化=技術者らが共同作業=14日、基金で解り易い講演会
http://www.nikkeyshimbun.com.br/070912-61colonia.html
コラム オーリャ!
http://www.nikkeyshimbun.com.br/070918-Column%20Olha.html
▼「通信・放送法制ワーキンググループ第2回会合」開催 (2007.9.11)
DMC機構では2007年9月11日、「放送・通信法制ワーキンググループ」の第2回会合を開催しました。本ワーキンググループは、デジタル時代の通信・放送法体系の世界的モデルを提案することを目的として、デジタル知財プロジェクト(DIPP)の活動の一環として設けられたものです。第2回会合では、DMC機構准教授の菊池尚人氏が「情報通信と著作権の新制度についてというテーマで発表を行いました。
http://dipp.dmc.keio.ac.jp/project/projects1.html
▼「タケシ学院第1回講義:WEBアニメを作ろう!」開催 (2007.8.30)
DMC機構では2007年8月30日、三田キャンパスGlobal Studioで小学3~6年生を対象としたワークショップ「タケシ学院第1回講義:WEBアニメを作ろう!」を開催しました。DMC機構が、フジテレビのホームページ上のWebコミックコンテンツ『少年タケシ』とNPO法人「CANVAS」と手を組んだ子供向けワークショップです。
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/113
▼戦略的標準化人材育成プロジェクトの活動につき国際講演 (2007.8.23)
DMC機構では標準化人材育成に関する研究、教材開発及び実証講義の実施を進めています。2007年8月23日、韓国ソウルで開催された”Standards Education Workshop”( http://ksa.or.kr/eng/ 韓国規格協会:Korea Standards Association主催)において、戦略的標準化人材育成プロジェクト(DEPSS)リーダー、上條由紀子専任講師が「標準化人材育成プログラムの策定とその実施」というテーマで講演を行い、プロジェクトの活動について紹介しました。
▼「コンテンツ政策フォーラム:日本は「世界」とどう向き合うべきか?」開催 (2007.8.23)
DMC機構では2007年8月23日、三田キャンパスGlobal Studioで「コンテンツ政策フォーラム:日本は「世界」とどう向き合うべきか?-アメリカ年次改革要望書、保護期間延長論、非親告罪化を手がかりに-」を開催しました。
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/112
▼サウンド・エデュケーション・プロジェクト、アップルで紹介
DMC機構では産学連携の研究を進めています。サウンド・エデュケーション・プロジェクト(リーダー・鈴木秀樹/慶應義塾幼稚舎教諭)の活動がアップルジャパン株式会社のウェブサイトで紹介されました。
・「子どもたちの感性を豊かにする「音」とMac 慶應義塾幼稚舎 サウンド・エクスプローラ部」
http://www.apple.com/jp/education/profiles/keioyochisha/
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慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構
http://www.dmc.keio.ac.jp/
発行/慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構本部
お問い合わせ先 magazine-pub [at] ml.dmc.keio.ac.jp
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