シンポジウム:デジタル映像アーカイブズの可能性-大学ミュージアム=アーカイブズを考えるIII- 開催
今日、動く映像は、映画やテレビ番組として視聴するだけでなく、一般人が自らデジタル撮影しインターネット上で発信するなど、その制作・活用の環境は大きな変貌を遂げています。これまでに蓄積されてきたアナログ映像のデジタルアーカイブ化も大きな課題です。
大学という教育・研究の場においても、映像資源の開発・活用は今後さらに重要になってきます。今回、駿河台大学文化情報学部共同研究グループと慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構との協力により、表記のシンポジウムを開催いたしました。
なお、このシンポジウムは、駿河台大学としては平成17年度より開始した共同研究による「大学ミュージアム=アーカイブズを考える」シンポジウムの第3回に当たりますが、大学における取り組みのみならず、広く「デジタル映像」の今日的課題について検討いたしました。
▽日時:2008年3月15日(土)13:00-17:50
▽会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階グローバルスタジオ
▽プログラム
13:00-13:05 開会挨拶
成田憲彦(駿河台大学法学部教授・学長)
13:05-13:15 イントロダクション:文化情報学と映像
波多野宏之(駿河台大学文化情報学部教授・学部長)
13:15-13:45 デジタル・キューレションの可能性-食卓に映しだされた“昭和”と日本の生活文化-
岩渕潤子(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構教授)
13:45-14:15 ミュージアム・コミュ二ティ・チャンネル構想-美術館活動の動画紹介-
浜崎好治(川崎市市民ミュージアム学芸員)
14:15-14:45 アーカイヴ・アートとアート・アーカイヴ
前田富士男(慶應義塾大学文学部教授・アート・センター所長)
14:45-15:00 休憩
15:00-15:30 大学における動画のアーカイブ化戦略
大森康宏(立命館大学映像学部教授・学部長)
15:30-16:00 放送番組のデジタルアーカイブの現状と未来
鈴木 豊(財団法人放送番組センター事務局長)
16:00-16:45 「動画」の著作権処理-インターネット配信を中心に-(ケース・スタディー)
藤川義人(弁護士)
16:45-16:50 休憩
16:50-17:45 パネルディスカッション
岩渕、浜崎、前田、大森、鈴木、波多野(司会)
17:45-17:50 閉会挨拶
▽主催:駿河台大学「大学ミュージアム=アーカイブズを考える」シンポジウム実行委員会
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構
▽後援:アート・ドキュメンテーション学会、記録管理学会
▽入場無料:定員80名 要事前申し込み (できるだけE-mailでお願いします)
▽お問合せ・参加申し込み先:
駿河台大学文化情報学部波多野研究室内シンポジウム実行委員会
〒357-8555 埼玉県飯能市阿須698
Tel: 042-974-7119 Fax: 042-972-1179(教務気付)
E-mail: hatano[at]surugadai.ac.jp