「第4回 DMC 研究プロジェクト・ショーケース」開催
DMC 研究プロジェクト・ショーケースは、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 (DMC) の研究者たちの研究成果を一般に向けて公開する展示会シリーズです。ポスター発表やデモといった展示だけでなく、研究テーマに係わるディスカッション、ワークショップ、パーティなど実施されました。
●日時:2008年11月27日(木)
第1部: 16:00-16:40
休憩: 16:40-17:00 (カフェキッチンにてティータイム)
第2部: 17:00-18:30
●場所:慶應義塾大学三田キャンパス東館6F グローバルスタジオ
●出展一覧
▽第1部
- 出展者: 本部工房
-出展タイトル: ワークショップコレクション 2008 の記録映像
-みどころ: 10月12、13日に開催され、過去最大規模の70ワークショップが集まり、2日間で 10,000人の来場者があった「ワークショップコレクション2008 in 慶應義塾」の記録映像です。
-関連URL: http://www.wsc.or.jp/
▽第2部
[場所: 入って左側ディスプレイ付近]
- 出展者: 福原美三
-出展タイトル: OER(Open Educational Resources)統合プラットフォーム
-所属プロジェクト: OCW プロジェクト
-みどころ: 慶應義塾OCW では今年世界初のiPhone専用 OCWサイトを開設しました。これで PC からiPod,iPhoneまでいつでもどこでも慶應義塾の正規講義(一部)を視聴できる環境を実現しました。また、PCでは講義映像に自由にコメント質問を貼り付ける機能も提供し、オープンかつ双方向の学習コミュニティ形成も目指しています。
[場所: 入って右側手前]
- 出展者: 岩渕潤子、山村真紀、加藤舞
-出展タイトル: Here you see the History of Past 50 Years: A Case Study of Designing An on-line Exhibition Featuring TV ads
-所属プロジェクト: ミュージアム・コミュニケーション・チャンネル
-みどころ: 川崎市市民ミュージアムの映像コレクション「桃屋TVCM」を元にしたオンライン展覧会、『食卓に映し出された“昭和”と日本の生活文化』を活用して、実際のミュージアムを会場とした教育プログラム「テレビCMから見る『今と昔』」ワークショップを行いました。
[場所: 入って右側奥]
- ・出展者: 石田剛朗、頴原桂二郎、戸田晴一郎
-出展タイトル: IP over デジタル放送
-所属プロジェクト: CHIMERA プロジェクト
-みどころ: 「IP over デジタル放送(IoDB)」とは、デジタル放送上にインターネット環境を構築するシステムです。従来の放送システムは、主に映像・音声中心のデータを送信局から受信機に向けて一方的に配信する機能しか持ちませんでしたが、本システムを用いることにより、放送システム上でインターネットと同様の環境が構築できるため、双方向型で応用性の高いサービスを提供できるようになります。本展示では、開発したIoDBシステムを展示すると共に、想定するいくつかのサービスモデルについてのデモを行います。
[場所: 正面16分割ディスプレイ]
- 出展者: 斉藤賢爾
-出展タイトル: タンジブルな「仮想通貨」に向けて
-所属プロジェクト: 共感動経済と P2P 2.0 プロジェクト
-みどころ: 仮想世界のテクノロジーは、過去に行われていた、通貨を用いない経済取引のコストを引き下げ、お金にタンジビリティ (有形性) を取り戻せる可能性を秘めています。この展示では、仮想世界のテクノロジーを用いて商品貨幣と実物為替を再現した、タンジブルな「仮想通貨」のデザインについてご説明します。
- 出展者: 斉藤賢爾
-出展タイトル: Overlay GHC 言語による RGP (Remote Goal Placement) プログラミング
-所属プロジェクト: 共感動経済と P2P 2.0 プロジェクト
-みどころ: マルチコアプロセッサやクラウドコンピューティングが当たり前のようになりつつある現在、問題の中に潜む並行性を自然に切り出し、高度な並列・分散処理を記述するためのプログラミング言語と、それによる迅速なプログラミングとテストのための環境へのニーズが高まっています。この展示では、そのようなプログラミング環境を目指して開発した Overlay GHC 言語とその処理系による、 RGP (Remote Goal Placement; 遠隔ゴール配置) テクニックを用いた分散処理のデモンストレーションを行います。