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コンサート「麻布飯倉 南葵楽堂の記憶」開催

音楽資料のデジタル化と活用プロジェクトでは、(財)読売日本交響楽団の協力をえてすすめている「南葵音楽文庫」貴重資料の資源化・流通をめざした活動から生まれた成果の発表と社会貢献のため、港区文化芸術振興基金助成により、下記のコンサートを開催いたしました。


▽コンサートの趣旨と概要
音楽フロンティアみなと 再発見コンサート「麻布飯倉 南葵楽堂の記憶」
かつて港区にあった音楽ホール「南葵楽堂」と付属の「南葵音楽文庫」に由来する音楽を再現します。「南葵楽堂」は、紀州徳川家第16代当主で、ケンブリッジ大学留学中に小泉信三とも交遊があった徳川頼貞が私財をもって建設したわが国初の音楽専用ホールで、その開館記念式典では、当時の塾長鎌田栄吉が主賓としてあいさつするなど慶應義塾とつながりがありました。付属の「南葵音楽文庫」は関東大震災被災後は三田の慶應義塾図書館に所蔵されていた時期もありました。今回のコンサートは、この楽堂と音楽文庫にゆかりの曲目を精選して演奏いたしました。

▽日時 2008年1月20日(日)14:00開演(開場13:30)

▽会場 JTアートホール アフィニス
http://www.jti.co.jp/JTI/arthall/index.html

▽曲目 ワインガルトナー:日本の歌 ベートーヴェン:「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 ほか

▽出演 西けい子(メゾ・ソプラノ)ほか

▽レクチャー 「徳川頼貞が遺した夢 南葵楽堂」 篠田大基(DMC助教)

▽一般2500円 小中学生1000円

▽問い合わせ
「音楽フロンティアみなと 再発見コンサート」実行委員会 03・5418・6441
あるいはソナーレ・アート・オフィス 03-5754-3102・FAX 03-5754-3103